甲状腺癌(こうじょうせんがん)を克服した男の記録

手術1の話しです


手術1

最初の手術の日です。

前の晩から絶食です。剃毛も終わりました。 当日は、手術着に着替えます。もちろん下にはなにも身に付けません。はだかです。そして病室で精神安定のための注射をうたれます。

注射のつぎは、鼻からチューブを入れられます。胃カメラよりは楽でしたが、なみだ目です。

そして手術室へ。べつに歩いて手術室までいけるのですが、ベッドに寝たままの状態で運ばれます。エレベーターで手術室がある階まで運ばれます。はじめての手術なので恐怖感というものはありませんでした。

手術室の前あたりでうちの家族が待っていました。なにを話したのか今では覚えていません。親の気持ちを考えると不安だったでしょう。僕がガンだということは知っていたわけですから。

さて、初めて手術室に入るわけですが、入るとそこには、まってましたと言わんばかりのスタッフの数。先生の多さにビックリしました。そして入るや否や、あわただしくなります。 気分はどうですか?ときかれますが、大丈夫ですと答えるしかありません。

そして口元に酸素マスクのようなものをつけられます。

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ここからまったく記憶がありません。あの酸素マスクのようなものが、実は、全身麻酔だったのです。 マスクをつけてすぐ効くんですね。そして、次に目覚めたのは、集中治療室(ICU)のなかでした。

さて、手術には、どのくらい時間がかかったかと言いますと、6時間ほどだとあとで聞きました。けっこう長い時間かかったようです。 僕の家族は、先生から手術の時間が長引くのでと言われ、とりあえず帰ったそうです。

この一回目の手術をおこなったのが1989年の2月27日です。